(じごくいちじょうと おもうてみれば じごくごくらく ようじなし)

今日お参りに行った家は、時計屋さんでした。いつも行く歯医者さんの隣だったので、「ああ、ここもご門徒さんだったのか」、と思いつつ店内に入ると、高級そうな時計や、宝石が店内に散りばめるようにして展示してあった。

圧倒されつつ、奥に進むと一番奥のショーケースに女王さまが頭につける王冠みたいなのがさり気なく置いてあって、その隣に栗のようにデッカい真珠?があった。
ドアを開けてすぐの階段階段をあがると、ゴージャスな大きなのっぽの古時計がゆっくり時を刻んでいた。

「お金持ちの家だ」、飾ってある調度品を見るたびにその言葉しか出ない。

一緒に御勤めをすました後。お寺の法語カレンダーを差し上げたら。おじいちゃんが言うには、
「私の母は妙好人と暁烏敏に認められた人なんです。うちの母の句がこの法語カレンダーに載った事があるのですよ」
と話してくれた。

その句が今日のタイトルなのです。

地獄行きの身であると、はっきりすれば、地獄に行くのが怖いと恐れたり、極楽に行きたいという欲望に振り回される必要が無くなる。これが浄土のお念仏の教えである。
という意味です。

わたしは、妙好人の名前は、森ひな と言います。まさか、この方の子孫のお宅へお参りする事になるとは、びっくりでした。ありがたいご縁を頂きました。

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