宇宙戦争

2005年7月2日 映画
この画像は古いやつですが。スティーブンスピルバーグがリメイクした「宇宙戦争」を見て来ました!!

最初に宇宙人のマシーンが出てくるシーンは、9.11を思い起こさせます。映像も素晴らしい。いっさい妥協しないSFXのリアリティは凄まじいものだ。本当に壊してるのかも?それくらいすごい。
だが、凄いのは最初に9.11みたいと書きましたが、本当に似ています。思いがけないことが起こった時の人間の反応にリアリティがありました。初めて事件に遭遇した時の茫然自失そして混乱。いかに対処していくかの決断-と人間のこころ模様の変化がリアリティにあふれていました。これはSFXでは描き出せない。
やっぱり、トムクルーズってかっこいいだけの役者ではないのですね。

ところで、私は牡蠣アレルギーです。なぜ、そうなったかというと、大学時代にさかのぼります。牡蠣の名産地の生まれである私は、有人に「牡蠣食いたい!」というリクエストに応えて、実家から生ガキを1キロ送ってもらいました。

当然私の下宿で牡蠣パーティーが催されました。ちゃんと生ガキを塩水で洗い、お酒で美味しく頂きました。大学生の私たちはその牡蠣だけで散々飲み明かしました。

結果・・・

皆、おなかを壊し、トイレは満員御礼!!!

後で牡蠣とともに添えられた説明書を見たら、
「生ガキは一人5粒程度にして下さい」
との注意書きがしたためてありました。

そう、生ガキはいくら新鮮でも毒性があって、成人男性の許容量は5粒程度だったのです。

時既に遅し!

一人20はいっていたでしょう。

結果みなおなかを壊すはめになりました。
しかし、アレルギーになったのは私一人のみ。
えっ?「宇宙戦争」に関係ない?

それはどうでしょうか。見て下さったらわかります。
牡蠣は栄養の豊富な海の幸ですが、どんな食べ物もほどほどが良いのですね。

これから夏、蚊の多い季節になりますが、皆さん血を奪われないようお互い機を付けましょう。
オヤスミナサイ。
ロストイン・トランスレーションを見た。本当は東京へ行く前に借りてたんだけれども、何故か見る機会が無くて、今日返したら延滞料金800円でした(;;)

始めは、なんだが日本を馬鹿にしているようなシーンが沢山あって、白色人種に上から見下ろされているようなヤナ感じがしたけれども。見終わってみると、優しい気持ちになりました。

最後まで見れば、わざと日本の病的な部分を強調することによって、主人公の「こころ」の荒んだ感じを表現しているということがわかって来ます。

あくまでも主人公の心が反映したTOKYOなのです。東京を嘲笑したり、不思議がったりする、異邦人の寂しさを意図的に表現している事が見ているうちにわかってくる。

でもこの映画。映画というよりは、映像と音楽が見事に合わさった、上質のプロモーション映像を見ているようでした。音楽とシーンが見事に重なりあって、見るものを(聞くものを?)映画の世界に自然と引き込んでゆく。見ているうちに、私も遠い外国から迷い込んで来た異邦人になったような気がしてくるんです。

外人かぶれの日本人とカラオケをするシーンが印象に残りました。

疲れた二人はカラオケの部屋の扉を出てすぐ横にある椅子に座る。その時にずっと、洋楽を歌っていた日本人が、日本語の歌を歌っているのがかすかに扉の向こうから聞こえてくる、このちょっとしたシーンから、荒れていて、軽蔑して嫌気がさしていたTOKYOとほんの少し主人公たちが和解し始めるていく。

それまでは、神社や仏閣の、いわゆる美しきJAPNのシーンと混沌としたTOYKOとを対比させて描いているが、このシーンで日本と日本人をすこし理解する。そして主人公自身も自分とお互いを少し理解する。この「少し」というのが切ない。

エンドロールでそのカラオケのほんのワンシーンで使われた日本語の歌が流れる。
これで、あのシーンで意図的にこの歌が使われたのだと気づく。

「風をあつめて、風をあつめて、風をあつめて、風をあつめて、あおぞらを駆けたいんです。あおぞらを駆けたいんです。」
この曲がまた切ないメロディーなのです。買うかも!!
調べてみると
グループ「はっぴいえんど」のアルバム「風街ろまん」に収められている『風をあつめて』という曲。
http://www.lit-movie.com/
のENTRをクリックして三曲目に一部が流れます。

東京に行った後に見て正解でした。見た後だったら、映画の影響が強すぎて自分の目で見た旅になってなかったと思う。
映画に行ってきました。
アクション映画は大画面の映画館に限ります!
バットマン! 
う〜ん、渡辺謙にもっと活躍してほしかった!
あと、アクションシーンがアップが多い上に画面の切り替えが早すぎたのが不満。
最初から最後までそうだったので、ごまかされているような気がした。

それにしても、バットマンってお金持ちだったのですね!
バットマンの修行も大変だったのだと思いますが。
後半は金の力を駆使していたような・・・。

いや、楽しかったのですよ。ぜひ映画館で見るべきです!

でも電車の破壊シーンが福知山線の脱線事故を再現したかのようなシーンでちょっと引きました。映画館の入り口に「事故の前に既にシーンは撮ってあったものです」と
おことわりが書いてあるくらい、事故を彷彿とさせるのです。

あと、ヒロインのケーティーホームズがかわいい。で、彼女、映画の最後の方でシャラポワッてますので。必見です!(^^;)

大きなスクリーンで見ましょう!お見逃しなく!
ロンドンで巡り逢った男女4人の複雑に絡み合う恋愛模様を綴った大人のラブ・ストーリーが登場。世界中で上演され大ヒット作となった同名戯曲を、『卒業』のマイク・ニコルズ監督が、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンの実力派俳優4人を配してスタイリッシュに映像化。原作者のパトリック・マーバー自身が脚色を担当し、登場人物それぞれの嘘と真実が織りなす交錯した愛の行方を、印象的な台詞の数々に乗せて綴る。クレイブ・オーウェンとナタリー・ポートマンがゴールデン・グローブ賞を受賞している本作は切ないまでに人間の内面を描き、共感と賞賛を獲得してきたシビアな恋愛ドラマ。スタイリッシュできわどい男女の愛の行方が、観るものを虜にする。
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という、映画を見てきました。
こんな、ドロドロっぽい恋愛話は嫌いなのですが、たまたま。オフィシャルサイトを開いたら、http://www.sonypictures.jp/movies/closer/site/
流れてきた音楽にやられました。あと、ゴールデン・グローブ賞二部門受賞という肩書き。それにこの歳になって、とっても疲れる体験をした事もあり、見ることにした。

結果、感動しました。最初から最後まで嘘ばっかりの男女関係ストーリーでしたが、見終わったあと、泣けてきました。
複雑な映画ではないのに、見るものに、男女の恋愛以上の愛の感情を呼び起こす映画でした。

映画の中で、私が感動した曲Damien Riceの(The Blower’s Daughter)の歌詞が出てくるのですが、それがまたいい。

うろ覚えだが次のような歌詞だった。

不思議な気持ちだ
君のいう通り
人生はあまりにも短く、厳しく通り過ぎていく。

そう、君のいう通り、人生は短いストーリー
愛もないし、成長もない
空からきみのヒーローもやってこない。

それなのに、
僕はあなたの瞳に釘付けになる
僕は君に釘付けになる
あなたから目をそらせない・・・・・・
ずっと見つめていたい。
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私自身はこの映画のような恋愛はした事がないはずだが、同じような「質」のすれ違いはした事がある。
嘘をつきあって傷つき、相手に誠実であろうと正直になることでもやはり傷ついてしまう。そんな弱く悲しい人間。

だから、その場に応じて臨機応変に生きようよ。という風に人生の舵を取るのではなく、
だからこそ、もっと本当の正直さを求めて、人生にぶつかる勇気をくれる映画だった。

お休みなさい。
病に抵抗する力を失い、身を横たえていると、そのうちそれが心地よくなる。
長くつきあっていると、、病に身をゆだねる心地よさを知る。
しかし、それは傲慢な思い違いで、それをあざ笑うかのように、病は降参した私を「降参なんて嘘だろう」と迎え入れてくれずに、また違った苦しみを与える。

病は女心のように全てをゆだねようとする私から身をかわす。
それを繰り返しているうちに、阿吽の呼吸で降伏と戦いの繰り返しに少々慣れてきて、シーツから布団、布団から着慣れたシャツのように、その苦しみが日常になってゆく。

脱いだり着たり、着たり脱いだり。

病から回復して行く時、そんな病と決別するのがなんだか寂しくて、もう着れなくなった服を捨てる時の気持ちに似ている。透明になった精神がけがされるような気持ちが疎ましい。

健康と言う名の病に侵されてゆくような気持ちもしたりして、さみしい。

その立場になってみないと、本当の気持ちはわからないよ、というけれども。本音は理解してもらいたいのではなく、理解する努力を望んでいるのだろう。

慈悲というのは、分かり合う事ではなく、分かり合いたいのに分かり合いたくもないという、相反した人間の悲しみを共有する事なのだ。

悲しみの共有が慈悲である。それは誰のものでもないから。
お情けはいらないぜ(^^)

ハウルの動く城

2004年12月16日 映画
飲みが続きました。
昨晩はインテリアデザイナー&芸術家のKさんと、先々日は急に電話があってびっくりのyちゃんmちゃんa君と飲んでました。
楽しかったな、先々日はメンバー的にちょっと辛くて気乗りしなかったけれど。Yちゃんは昔好きだった人なので会いたくもあり、中途半端な気持ちで行ったけれど、会ってみると思いのほか楽しめました。覚悟次第でどんな状況でも楽しめるものですね。こんな事言ってたら修行が足らんかな?
先日のKさんとの飲みは大変盛り上がり、愛知万博に参加する話で、盛り上がりはピークに達しました。これは実現するかも。楽しみです。
私は大阪万国博覧会が開催された時には3歳で幼すぎると連れて行ってもらえなかったのが心残りなので、愛知万博は本当に楽しみにしているのです。

忙しい時期も14日で終わり、今日は「ハウルの動く城」を見てきました。宮崎駿が原作を読んで感動して制作したという鳴り物入りでの公開作品でしたが、今ひとつ物足りないものを感じました。原作の世界観を小さくまとめてしまった感が否めません。おばあさんに変えられてしまう少女が様々な試練を乗り越えて成長してゆき、最後には愛を取り戻す。その時すべての魔法が解けて自分自身をも取り戻す。というコンセプトが観客の心の底深くに届ききっていないのではないでしょうか。

私たち現代人の多くは、自分自身の年齢を生ききれていない。ヒロインの少女のようにいつの間にか魔法をかけられて、幼い頃の心に秘めていた大切な約束を忘れてしまっているのです。
私たちにかけられた魔法を解くためには何か必要なのか、悪い魔法使いを倒す事ではなかったのでした。

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