先日鶴来町へお参りに行った。
久しぶりにお会いしたら、そこの奥さんの髪の色が変っていたように思い。
「髪の色変えましたか?」
と尋ねた。
すると、奥さんは怪訝そうに
「え?」
と言った。
私としては、(女の人は髪型を変えたら、それを指摘すると喜ぶ。)
(それに気づかない、もしくは気づいても褒めない男はモテない)
と、何処かの雑誌で読んだことがあるので、「喜ばれる!」と思って尋ねたのだが、逆効果であった。
「白髪染めが落ちただけです」
と、にべもない返答。
「いや〜 うちの母も白髪染めしてますよ〜」
と、訳の分からない返事をしたら、「ハ〜ン?」と、奥さんもどう答えていいか困った様子、
よけい気まずくなった~
いくら、雑誌の知識があっても、空気が読めないというか、TPOをわきまえて使用しないとひどい状況に陥るのである。
マニュアル本でうまくいってたら、私なんてとうの昔に・・・
いや愚痴はよしときましょう。
汗をかきかき読経を終えた後
奥さんが「お坊さんの格好って暑いでしょう?」
と親切な言葉をかけてくれた。
チャンス!
今話題のクールビズのことならまかせとけ!
最近仕入れた知識で、坊主の衣の凄さをアピールするのだ。
そして、さっきの落ちのなかった会話を挽回するのだ!
私はすかさず
「ええ、暑いですね。でもこの衣って夏用なんですよ」
「ほら、クールビズって知ってますよね!?」
「いいえ〜」
「あっ そうですか、」 (ここでひるんではいけない)
「いま・・・」
「いまとっても流行っているんですよ〜 日本全国の会社員がこぞってクールビズって背広を着ているのです。」(ここは大袈裟でよい)
「この背広を着ると涼しいのでエアコンの温度を下げすぎなくて済むのです。エコなんです。地球に優しいんです」
なんか上手くプレゼンできない。
テレビや雑誌を見て予備知識がある人に話すのは簡単だが、
予備知識のない人に伝えるのは難しい。
「でもね、ほらこの夏用の衣、「絡み折り」っていって、実は今流行っているクールビズってこの衣を背広に応用したものなんです。」
奥さん「はあ」
「つまり。私が着ている衣は1000年前から地球に優しいんです。(エッヘン!)」
奥さん「・・・でも暑そうですね」
「あれ?そうですか。僕には優しくないみたいです〜(笑)」
「そうそう、きっと帯びしめてるからですね。」
「これがまた、夏は暑くて、冬はスースーして寒いんですよ」
「僕も背広着たい〜 なんて。 ハハハ」
乾いた笑い。そして乾いた空気と共に、一千年の歴史がもろくも崩れ去っていく。
会話は尻つぼみになり、なんか敗北感を感じながら帰った。
誰か乾いた心に潤いを!
久しぶりにお会いしたら、そこの奥さんの髪の色が変っていたように思い。
「髪の色変えましたか?」
と尋ねた。
すると、奥さんは怪訝そうに
「え?」
と言った。
私としては、(女の人は髪型を変えたら、それを指摘すると喜ぶ。)
(それに気づかない、もしくは気づいても褒めない男はモテない)
と、何処かの雑誌で読んだことがあるので、「喜ばれる!」と思って尋ねたのだが、逆効果であった。
「白髪染めが落ちただけです」
と、にべもない返答。
「いや〜 うちの母も白髪染めしてますよ〜」
と、訳の分からない返事をしたら、「ハ〜ン?」と、奥さんもどう答えていいか困った様子、
よけい気まずくなった~
いくら、雑誌の知識があっても、空気が読めないというか、TPOをわきまえて使用しないとひどい状況に陥るのである。
マニュアル本でうまくいってたら、私なんてとうの昔に・・・
いや愚痴はよしときましょう。
汗をかきかき読経を終えた後
奥さんが「お坊さんの格好って暑いでしょう?」
と親切な言葉をかけてくれた。
チャンス!
今話題のクールビズのことならまかせとけ!
最近仕入れた知識で、坊主の衣の凄さをアピールするのだ。
そして、さっきの落ちのなかった会話を挽回するのだ!
私はすかさず
「ええ、暑いですね。でもこの衣って夏用なんですよ」
「ほら、クールビズって知ってますよね!?」
「いいえ〜」
「あっ そうですか、」 (ここでひるんではいけない)
「いま・・・」
「いまとっても流行っているんですよ〜 日本全国の会社員がこぞってクールビズって背広を着ているのです。」(ここは大袈裟でよい)
「この背広を着ると涼しいのでエアコンの温度を下げすぎなくて済むのです。エコなんです。地球に優しいんです」
なんか上手くプレゼンできない。
テレビや雑誌を見て予備知識がある人に話すのは簡単だが、
予備知識のない人に伝えるのは難しい。
「でもね、ほらこの夏用の衣、「絡み折り」っていって、実は今流行っているクールビズってこの衣を背広に応用したものなんです。」
奥さん「はあ」
「つまり。私が着ている衣は1000年前から地球に優しいんです。(エッヘン!)」
奥さん「・・・でも暑そうですね」
「あれ?そうですか。僕には優しくないみたいです〜(笑)」
「そうそう、きっと帯びしめてるからですね。」
「これがまた、夏は暑くて、冬はスースーして寒いんですよ」
「僕も背広着たい〜 なんて。 ハハハ」
乾いた笑い。そして乾いた空気と共に、一千年の歴史がもろくも崩れ去っていく。
会話は尻つぼみになり、なんか敗北感を感じながら帰った。
誰か乾いた心に潤いを!
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