蛇の逆撫で

2005年7月11日 お仕事
お参りに行った。

なぜ、そんな話しになったのだろうか?
思い出せない。

おそらく話したお母さんも、私が帰った後に
「なんで、あんな話しをわたしはしたのだろうか?」
といぶかしく思ったに違いない。

今から話すお話は、そんなお話(実話)です。

私は小さい頃からカエルが平気で、小学生のとき解剖の実験で、カエルが必要なとき率先して解剖用のカエルを捕りに行くぐらいの娘でした。

理科の実験当日、クラスの女の子がカエルを触るのさえ怖がって「きゃーきゃー」言うので、私も女の子らしさを出そうと一緒に叫んでいたら
「○○さん、演技はやめなさい」って先生に突っ込まれたりしてね〜(笑)

私も昔は恐がりだったのだけれど、男の子がカエルやヘビを持って女子を追いかけてくるので、それが嫌で。

ー追いかけられるより、追いかける方になりたいー

とある日思って、男子が落としたヘビを(いやいや)持って、逆に追いかけたら気持ちよくって。触ってみるとそんなに抵抗感も無かったのよ。

それ以来、一目置かれる存在になったそうだ。

今こうやって話していると、そんなにやんちゃだった幼年期を送ったふうには見えないお母さんである。これで何年も毎月のお参りでお会いしているのだが、そのお母さんに対するイメージがガラリと変わった。ほんと、人って話してみないとわからないものである。

今の小学校ではあるのだろうね?あったとしても少なくなったと思うけれど
課外授業といえば、クラスのみなでよく野山に行った。

ある日、いつものように先生に引率されて行く途中、先生ははっているヘビを見つけると手際よく捕まえると、
「よし、今からヘビをおとなしくする方法を教えます」
「だれか、やってみるものはいますか」
と言った

お坊さん。それで私、すぐ手を挙げてね。先生に教えられて通りにしたら、ヘビがグッタリと大人しくなったのですよ。
先生も、まさか女子の私が何の躊躇も無く、先生の言った通りに出来るなんて想像していなかったらしく、驚いていまして。

方法ですか?ーヘビの腹を尻尾から頭へ向けて撫でるのですー
「ヘビの鱗を逆立てるように逆になでてやると、おとなしくなるんですよ」とにっこり笑いながら手振りを交えて説明してくれる。

話しはここから妙な展開になってゆくのである。

つづく

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